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評者◆白石嘉治・西山雄二
映画の旅、哲学の旅、大学の旅――「書くことの孤独」と「人文学」的な問い
哲学への権利 DVD付
西山雄二
No.3012 ・ 2011年04月30日




長らく自主的な上映・討論活動を続けてきた映画『哲学への権利』のDVDも付いた多層的な書『哲学への権利』が刊行された。これを機に、監督・著者の西山雄二氏と、独自の大学論を展開する白石嘉治氏に対談してもらった。(対談日・3月15日、東京・神田神保町にて。〔須藤巧・本紙編集〕)

▼西山雄二(にしやま・ゆうじ)氏=1971年生まれ。首都大学東京准教授、フランス思想・文学。主な著訳書に『異議申し立てとしての文学』、J・デリダ『条件なき大学』などがある。
▼白石嘉治(しらいし・よしはる)氏=1961年生まれ。上智大学ほか非常勤講師、フランス文学。主な著書に『不純なる教養』などがある。

●「大学的なもの」の核心に
「場所がない共同性」がある
白石 『哲学への権利』(勁草書房)は、西山雄二さんの編著作としては三冊目になります。それ以外にも、J・デリダの『条件なき大学』(月曜社)の翻訳もなさっている。その「解説」には翻訳となかば拮抗するかたちで、来るべき大学をめぐる思考が展開されている。そしてそれをふまえた『哲学と大学』(未來社)の編者としては、UTCP(グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」)という場の経験をつうじて、哲学が大学とのあいだにはらむ根本的な「緊張」が通時的に...







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