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評者◆対談 杉田敦×宮本太郎
「技」としての政治――出来事の「動き」に寄り添う論集成る シリーズ「政治の発見」(風行社)をめぐって
〈政治の発見〉第1巻 生きる――間で育まれる生
岡野八代責任編集
No.3003 ・ 2011年02月26日




 意欲的なシリーズ「政治の発見」(風行社)の刊行が続いている。これを機に、編集代表の一人である杉田敦氏と、第二巻で編集責任者をつとめる宮本太郎氏に対談していただいた。(対談日・1月18日、東京・市ヶ谷の法政大学にて。〔須藤巧、鎗田淳・本紙編集〕)

▼宮本太郎(みやもと・たろう)氏=1958年年生まれ。北海道大学法学部教授、政治学者。主な著書に『福祉政治』『生活保障』などがある。
▼杉田敦(すぎた・あつし)氏=1959年年生まれ。法政大学法学部教授、政治学者。主な著書に『権力』『境界線の政治学』などがある。

○「何が政治なのかわからない」
ところから出発する

杉田 今回の「政治の発見」シリーズで念頭に置いていたのは、人々の政治への関心は潜在的にはあるんだということです。しかしそれが、政治学などでこれまで論じられてきたこととつながっていない感じがあった。これは、政治学者などの側に問題があって、仲間内で通じる話にとどまっている。そこで自明性を獲得してしまっている。大きな論争も長いこと起こっていません。学問として閉じてしまっていて、足場が弱い。人々が生きていくなかで感じている様々な問題に応えようという姿勢がそもそもなかったんじゃないか。概念や術語(テクニカル・ターム)に逃げ込む傾...







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