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評者◆遠藤芳男
先入観や偏見なしにあるがままに読んでほしい――「夜間定時制高校」の果たす役割とそこに生きる生徒たち
改訂 卒業――高校生に詩を書かせた先生
遠藤芳男編著
No.3000 ・ 2011年02月05日




 発売開始わずか4日にして事実上の出版停止という憂き目にあった『卒業』が『改訂 卒業』として再出版された。その経緯は本書内の「あとがきのあとがき」に譲るとして、時に素朴で、時にひたむきで、私たちにまっすぐに語りかけてくる定時制高校生たちの声は、いったいどこへいくのか。騒動に隠れ、埋もれさせてしまってよいのだろうか。編著者の遠藤芳男氏に話を聞いた。(埼玉・川口にて〔聞き手・鎗田淳・本紙編集〕)

▼遠藤芳男(えんどう・よしお)氏=1950年埼玉県生まれ。埼玉県立松山高校定時制、埼玉県立坂戸ろう学校、全日制高校2校を経て、埼玉県立上尾高校定時制勤務の後、2010年3月に定年退職。

●昭和と平成、それぞれの
時代の定時制高校生
 ――この本では昭和と平成それぞれの時代の定時制高校生が作った詩と、その作者である生徒への遠藤さんの思いが紹介されていますが、遠藤さんは教員生活のうちで定時制の生徒を教える機会は多かったのですか。
遠藤 教員生活を37年送ったなかで、はじめの6年間は定時制で教えました。その後はろう学校、全日制の高校で教えていましたが、最後は定時制で終わりたいと思っていました。定年まで8年というところで、たまたま定時制の教員が空いているということがわかって、残りの8年はそこで教...







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