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評者◆西山太吉
年末特大号 日米安保の闇を追い続けて――我々はこのまま密約に騙され続けるのか
機密を開示せよ―― 裁かれる沖縄密約
西山太吉
No.2995 ・ 2010年12月25日




 日米密約の戦後史を追い続ける元毎日新聞政治部記者の西山太吉氏が、新著『機密を開示せよ――裁かれる沖縄密約』(岩波書店)を刊行した。一九七二年の沖縄返還にからむ密約を取材し、国家公務員法違反の罪に問われた西山氏だが、当時の密約を裏付ける公文書が、一方の当事国である米国で次々と明らかになっている。ところが外務省と財務省は、西山氏らジャーナリストや研究者が請求した当該文書について、「不存在」を理由に不開示処分を下した。その取り消しを求めた沖縄密約文書開示請求訴訟で、東京地裁は今年四月、西山氏ら原告側の全面勝訴判決を言い渡した。国側は控訴し、高裁で公判が続いているが、彼の著書は東京地裁判決の意味と沖縄密約問題の背景を論じたものだ。
 去る一一月六日、埼玉県所沢市で行われた講演「日米安保の闇」(松井九条の会主催)で西山氏は、今日まで続く日米安保と密約の闇の構造を語った。主催者の了解を得て、講演の概要をここに掲載する。(本紙編集・米田綱路)


▼西山太吉(にしやま・たきち)氏=1931年生まれ。毎日新聞社入社、政治部記者として72年、沖縄返還にからむ日米の密約文書を入手し、国家公務員法違反容疑で逮捕。一審は無罪、二審で逆転有罪となり最高裁で確定。2000年以降、密約を裏付ける米公文書を...







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