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評者◆李龍植
求められる加害の認識 変わるべきは日本――――シリーズ第六回 証言/日本の「韓国併合」100年を掘り起こす
No.2980 ・ 2010年09月04日




 マンガンの歴史は古代にさかのぼるが、近代日本の侵略戦争とともにマンガン鉱山の推移もあった。大砲や戦車など兵器の製造には大量の鉄とマンガンを必要とし、戦争激化の中で、日本一といわれた丹波盆地のマンガン鉱山採掘が強められた。丹波にある約三〇〇の鉱山に三〇〇〇人以上の朝鮮人や多くの被差別部落民が動員された。日本の植民地政策と強制連行・強制労働の歴史を後世に残すため、一九八九年に丹波マンガン記念館が開設された。二代目館長・李龍植さんに語っていただいた。インタビュー・編集・構成は特別取材班の熊田洋子と徐人河が担当した。次回は、在日韓国・朝鮮人の若者たちの座談会、佐川亜紀さん(詩人)の「文献紹介」を予定。

▲李龍植(イヨンシッ)さん=1960年京都府北桑田郡の飯場に生まれる。79年からマンガン、珪石、金、タングステン等の鉱山で採掘に従事。じん肺労働災害支援に携わったのち営業の仕事に就いていた86年、父親の要請で丹波マンガン記念館建設に着手。3年後、家族だけで完成、開館させる。95年館長に就任。現在、同館長、人権資料展示全国ネットワーク代表、白頭鉱業(有)代表取締役。2009年9月30日「国民褒章」(韓国大統領李明博)、同年12月3日「DMZ平和賞」(韓国江原道知事、江原日報社長)を受...







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