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評者◆柴田利明・高實康稔
「韓国併合」が招いた朝鮮人の被爆――シリーズ第四回 証言/日本の「韓国併合」100年を掘り起こす
No.2973 ・ 2010年07月10日




 八月のヒロシマ、ナガサキ。そこには数多くの朝鮮人・中国人被爆者のいまだ癒えぬ苦しみがある。日本が朝鮮植民地化と中国侵略戦争を遂行し、アジア・太平洋戦争を引き起こしたことが、強制連行・強制労働をこうむった朝鮮人・中国人に重ねて被爆を強いたのだった。長崎の地で朝鮮人被爆者問題に取り組んできた岡正治牧師とその遺志を継いだ人々によって一五年前に長崎平和資料館が建設された。民間の自力で運営され、しかも日本の加害責任を正面から問うものとして希少かつ貴重な存在である。同資料館理事長の高實康稔さん、長崎在日朝鮮人の人権を守る会事務局長の柴田利明さんに、その地道な活動と思いを語っていただいた。インタビュー・編集・構成は特別取材班の熊田洋子、吉祥真先が担当した。
 本シリーズは、第1回が元日本軍「慰安婦」の姜日出さん、ナヌムの家歴史館研究員の村山一兵さん、第2回が山口県長生炭鉱強制労働体験者の金景鳳さん、現地調査を重ねてきた李修京東京学芸大学准教授、第3回が在日の元日本軍「慰安婦」として裁判をたたかった宋神道さん、支える会の梁澄子さんのインタビュー。また在日朝鮮人一世で詩人の宋在星さんの特別寄稿を掲載。次の第5回は戦時中にトラック諸島で第四海軍施設補給部に軍属として配置された松原勝さんが日本軍...







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