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評者◆風呂本武敏
特集エッセイ:辞書・事典と私――正確な辞書の引き方とは
No.2960 ・ 2010年04月03日
もう半世紀にもなるが英文科に所属が決まった大学3年生の中ごろ、御輿員三先生の演習ではGolden Treasuryを読んでいた。ここで鍛えられたのは如何にテキストの確かな「読み」を確保するかということであった。「確かな」というのは人に納得のゆく文脈を構成することである。その時に徹底して鍛えられたのは正確な辞書の引き方であった。「正確な辞書の引き方」というのはまず一つの単語の多様な意味の中から最もふさわしい意味を見つけることである。これは当たり前といえば当たり前だが、まだPODもCODもようやく使えだしたころで、OEDの微妙な定義とその用例による区別にはなかなか馴染めなかったのを覚えている。それでもやはりCODでは不十分でOEDを引いてうまい用例に出くわした時にはひそかに快哉を叫んだこともあった。このような状態が10年ぐらいも続いたであろうか。あるとき辞書を引くには受動的にその意味を与えてもらうだけではなく、コンテキストのこちらの「読み」に適合するものを確認する引き方もあるのに気がついた。もちろん予期した意味が見つからないときはコンテキストの自分の「読み」が間違っているとしてもう一度根本的な意味の再構成を迫られるのである。いずれにしてもこの二番目の作業に気づくのには早熟な人は別として多分か...
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