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評者◆中村光男(聞き手・小嵐九八郎)
寄せ場労働者の中で社会の根源をつかむ――中村光男氏(山谷労働者福祉会館)に聞く 60年代・70年代を検証する
No.2942 ・ 2009年11月21日




 「日本の1968年」が改めて関心を呼んでいるが、それは学生の全共闘運動だけではなかった。反戦青年委員会の労働者の職場・街頭での闘いがあり、底辺で生きる寄せ場労働者の激しい闘いがあった。また、全共闘の学生の中から東京の山谷や大阪の釜ヶ崎に駆けつけた人々も少なくなかった。その中で、全共闘の少し後の世代で、山谷に身を投じて25年、現在も一貫して山谷争議団で活動している中村光男氏に、小嵐九八郎氏がインタビューした。非正規労働者が全労働者の3分の1以上になっており、「寄せ場が全国に広がった」といわれる。山谷の運動の存在意義が強まっていると、実感される。
(インタビュー日は10月3日、東京・山谷にて。)

中村光男(なかむら・みつお)氏=1951年生まれ。高校時代に全共闘運動にインパクトを受け、71年、大学入学とともに学生運動・労学共闘を始める。70年代半ばから80年代末まで、合わせて7年の獄中体験、獄中者組合として活動。80年から山谷の運動にかかわり、84年に日雇全協山谷争議団に加入。89年に山谷労働者福祉会館の設立に着手、90年に完成。02年に「企業組合あうん」を立ち上げる。07年、反貧困ネットワーク設立の軸となる。25年間、山谷に住み、寄せ場労働者、野宿者の運動をリードし、仕事づ...







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