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評者◆岩崎稔×米谷匡史×佐藤泉
更に深く谷川雁を――鼎談 岩崎稔×米谷匡史×佐藤泉 『谷川雁セレクションⅠ・Ⅱ』
谷川雁セレクションⅠ 工作者の論理と背理
岩崎稔・米谷匡史編
谷川雁セレクションⅡ 原点の幻視者
岩崎稔・米谷匡史編
No.2925 ・ 2009年07月11日




 岩崎稔・米谷匡史編『谷川雁セレクションⅠ・Ⅱ』(日本経済評論社)が公刊された。谷川雁はその名前こそ広く知られているが、特に若い読者が実際に谷川のテキストを読もうとしてもなかなか難しいという不幸な状況が続いてきたのが実情ではないだろうか。今回の刊行を機に、編者の岩崎氏と米谷氏、『セレクションⅠ』に解説者として参加した佐藤泉氏に鼎談していただいた。なお、『セレクションⅡ』の解説者である仲里効氏にはエッセイを寄稿していただいた。(鼎談日・6月1日、東京・神田神保町にて。〔須藤巧・本紙編集〕)


○いま、なぜ谷川雁か
岩崎 このたび『谷川雁セレクションⅠ・Ⅱ』が刊行されました。私と米谷匡史さんが編者となり、佐藤泉さんと、今日ここにはいらっしゃいませんが、仲里効さんに解説者になっていただきました。二冊をつくってみて、なかなか熱い反応があるなと感じています。よく尋ねられるのは「いま、なぜ谷川雁か」ということですね。これは、疑問そのものというよりも、なかば共感の表明のように投げかけられます。私は私なりに、谷川雁を読めるようにしよう、特に若い人にとってアクセス可能なものにしよう、若い人たちが現在の問題を考えていくときに、谷川雁を使い回しのできるリソースにしたいという、まあ、言ってみれば非谷川的...







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