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評者◆下山保 
多様性の共存が生協運動の組織原則――下山保氏に聞く『異端派生協の逆襲』――運動は縮小スパイラル化してきた 今、多数者の運動へ逆襲する
異端派生協の逆襲――生協は格差社会の共犯者か
下山保
No.2915 ・ 2009年04月25日




 多様性の共存が生協運動の組織原則-運動は縮小スパイラル化してきた 今、多数者の運動へ逆襲する

下山保著『異端派生協の逆襲――生協は格差社会の共犯者か』1・5刊、四六判二五六頁・本体一八〇〇円・同時代社


『異端派生協の逆襲――生協は格差社会の共犯者か』(同時代社)の著者・下山保氏に表三郎氏がインタビューした。本書は、生協パルシステムグループの創業者である著者が、現在の世界恐慌と格差社会の時代状況において生協の原点とは何かを、生協運動の三十数年を振り返りながら、熱誠を込めて問い直す論争の書である。(編集部)

●原点は「満州」。飢餓感の中、念願のドロボーをやった

表 ご本を読ませていただくと、生協運動を語る時、下山さんご自身の生い立ち、若いころの生々しい体験、人柄そのものが今日のパルシステムなんだということがよくわかります。生協運動というものが、下山さんのような、大多数の庶民の生活の中に生活者として身を置き、しかも独創的である生協人によってつくられてきたことを知らされました。そこで、子ども時代に旧「満州」(中国東北部)から引き揚げられ、その後、貧しいながら大学にお入りになって、都会に出てこられたことが、さらっと書かれていますが、このへんの体験からお聞かせいただけますか。
下...







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