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評者◆富山由紀子
エロ×アカの素晴らしき融合――有益とムダのギリギリをゆく
セックスと科学のイケない関係
メアリー・ローチ著、池田真紀子訳
No.2908 ・ 2009年03月07日
たとえばある日の夕食後、家族みんなでテレビを囲んでいるとしましょう。和やかな一家団欒の最中に、観ていたドラマがやおら濃厚なキスシーンに突入したり、「横モレ防止」を強調する生理用品のCMが始まろうものなら、その場は静かに、しかし確実に凍り付き、お父さんはもよおしてもいないのにトイレへ。お母さんはさりげなくチャンネルを変えようと……。
そのような家庭で育った方々にとっては、手に取ることさえ困難なタイトルかもしれませんが『セックスと科学のイケない関係』は、万難を排してでも読むべき名著、読まず嫌いで済ませるにはあまりに惜しい一冊であります。 本書に記されているのは、サイエンス・ジャーナリストのメアリー・ローチが「自慰行為中の死と電気掃除機の利用」とか「曲げ伸ばし式人工ペニスは中東の夫婦生活をどこまで満足させたか」とかいった論文(注‥あくまで学術論文ですので念のため)を読み漁り、世界中を飛び回ってセックス研究者たちにインタビューを行うことで見えて来た「セックス研究の歴史と最前線」。アカデミックなリサーチを基調としつつも、時に著者自身が研究の実験台になるなど、キスシーンで逃げ出すタイプの人々には決して真似できないような激レアエピソードが随所に盛り込まれ、読み応えは十分です。 ただ、... 【現在、図書新聞を定期購読されている方】 から「ご契約者のお名前」「郵便番号、ご住所」「メールアドレス」「ID・パスワード新規取得」の旨をご連絡ください。 【定期購読されていない方】 定期購読契約が必要です。 こちらから をしてください。 |
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