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評者◆和光晴生(聞き手・小嵐九八郎)
和光晴生氏(パレスチナ戦士)に聞く 60年代・70年代を検証する 全共闘運動からレバノンの戦場へ
No.2902 ・ 2009年01月24日




 1968年~69年に全共闘運動が全国を席巻した。自治会の枠を超えた自主的な闘争機関として全学共闘会議が次々に結成され、バリケード・ストライキ、自主管理、大学に導入された機動隊との戦闘をくりひろげた。全共闘は、主な大学の8割以上になる190校に及んだ。浪人共闘、高校生共闘も続々と生まれた。反戦青年委員会の青年労働者も相呼応して職場・街頭で立ち上がった。契機は、大学当局の使途不明金、学生への不当処分、学費値上げ、学生会館管理運営、軍事研究など多様であったが、資本主義社会の矛盾、大学の権威主義、日米安保・沖縄問題への怒りが底流にあった。本シリーズでは、当事者たちにインタビューし、現在につながる時代の実相を浮き彫りにしていく。(編集部)

67年10・8羽田闘争に衝撃を受けた

小嵐 1967年10月8日の羽田闘争の衝撃と感想を聞かせてください。
和光 私が戦闘的な学生運動というものを知ったのは、その10・8羽田闘争が初めてでした。それもテレビや新聞の報道を通してです。
 当時、私は仙台の予備校に通う浪人生でした。私自身はガリ勉タイプではなかったのですが、中学・高校と受験勉強に追われ、うんざりしていました。目の前にレールが敷かれていて、その通りに進むことを強いられているような閉塞感...







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