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評者◆平井玄
松本哉・二木信編『素人の乱』を読む マヌケな騒動師たち
素人の乱
松本哉・二木信編
No.2893 ・ 2008年11月08日
三十年ぶりの「素人」たち
これは高円寺北口・北中通り商店街に巣くう謎の集団「素人の乱」の、今のところの全史である。 ――というのは、もちろん冗談。だって「全体」なんてどこにもないんだから。でも「謎」というのは、かなり本当である。 去年といわず、今年の春でも彼らについて何も知らない友人たちが何人もいた。「友人たち」というのは、三十年以上にわたってこの国の批判的政治や思想の現場の中で走り回り、語り続けてきた人たちである。つまり「玄人」たちである。そのトボケた行動について話すと、ほとんど一年中にわたってデモを組織し、集会で語り、たくさんの文章を書いてきた幾人もの人たちが「何それ?」という顔をした。 私はニヤリとした。なぜなら、とうとう三十年ぶりくらいに遂に「素人たち」が現れたことを、はっきりと再確認したからである。 痛快だった。運動と思想の「文法」を知り尽くしたといえる手練れの活動家であり、皮肉でなく良質な知識人といえる人たちの視界の外にある。ということは、彼らが鍛え上げてきた言葉と行動の網の目に、連中のそれが全く引っかからなかったということなのである。 マヌケとスーダラ 七〇年代中ごろの「大崩壊」以来、この国の批判的な運動には、それでも毎年いくらかの若い層が加わっ... 【現在、図書新聞を定期購読されている方】 から「ご契約者のお名前」「郵便番号、ご住所」「メールアドレス」「ID・パスワード新規取得」の旨をご連絡ください。 【定期購読されていない方】 定期購読契約が必要です。 こちらから をしてください。 |
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