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評者◆成田龍一
孫歌著『歴史の交差点に立って』を読む 大きな変わり目に差し掛かる「いま」――東アジアにおける新しい知性の展開
歴史の交差点に立って
孫歌
No.2890 ・ 2008年10月18日
北京オリンピックもようやく終わったが、中国をめぐる報道は、その前からきな臭かった。チベットでの「騒乱」やその波及である聖火リレーへの「攻撃」の報道。あるいは、毒入りギョウザ事件や四川省での大地震の報道などには、中国政府と日本のマスメディアの双方の思惑が入り込み、ねじれあって、一筋縄ではいかぬものとなっていた。こうしたとき、孫歌による『歴史の交差点に立って』が刊行された。『アジアを語ることのジレンマ』『竹内好という問い』(ともに岩波書店、二〇〇二年、二〇〇五年)に続く、三冊目の日本語の論文集である。
孫歌は、中国の大学で中国文学を専攻したあと、日本に留学し日本政治思想史研究で学位をとる。たびたび日本に来て中国を語る一方、中国文学者・思想家の竹内好を読み解き、中国で竹内の選集を刊行する。また、韓国に赴き著作を刊行するなど、東アジアを舞台にめざましい活動をおこなっている。 これまでに刊行した三冊の論集は、タイトルには、論及の対象が「アジア」「竹内好」そして「歴史」とされている。また、その構えは「ジレンマ」「問い」そして「交差点」とされた。しかし、読み進めれば明らかなように、どの著作にもこの三つの対象と構えが折り込まれ、この三冊は三部作のように主題と構えを重ね合わせている。 ... 【現在、図書新聞を定期購読されている方】 から「ご契約者のお名前」「郵便番号、ご住所」「メールアドレス」「ID・パスワード新規取得」の旨をご連絡ください。 【定期購読されていない方】 定期購読契約が必要です。 こちらから をしてください。 |
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