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評者◆栗原康
栗原康氏に聞く 『G8 サミット体制とはなにか』 「反サミット」としてのキャンプ
G8 サミット体制とはなにか
栗原康
No.2887 ・ 2008年09月27日




 気の早い話だが、今年の末になってこの一年をふりかえってみたとき、やはりG8サミットが北海道の洞爺湖で開催されたことは様々な意味で大きな「目玉」であったと、誰もが認めることだろう。そのサミットの前に、『G8 サミット体制とはなにか』(以文社)を上梓し、自身も札幌でのキャンプの運営に携わっていた若き研究者、栗原康氏に本書をめぐり、またサミット現地の状況などについて話を聞いた。(インタビュー日・8月5日、東京・神田神保町にて。聞き手・須藤巧〔本紙編集〕)

サミットの歴史を書くことは、
世界の社会問題全般に触れること

 ――栗原さんは早稲田大学大学院の政治学研究科に所属されていて、専門はアナーキズム研究、労働運動史ということですが、まずお聞きしたいのは、そもそもなぜそこに興味を持たれたのですか? そしてそういう方がなぜG8サミットの、いわば入門書を出されたのでしょうか? 読んでいくと、かつて学校の社会科で習ったような、いい意味で教科書的な本だなという印象がありますが。
栗原 アナーキズムや労働運動には、大学生のころからずっと興味がありました。僕が学部生のころは、まだフリーターという言葉もなかったけど格差もできていたし、大学院に入ったら入ったで、自分が奨学金という名の借金を何百万も...







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