書評/新聞記事 検索  図書新聞は、毎週土曜日書店発売、定期購読も承ります

【重要なお知らせ】お問い合わせフォーム故障中につき、直接メール(koudoku@toshoshimbun.com)かお電話にてバックナンバー・定期購読の御注文をお願い致します。

評者◆河野美代子(聞き手・小嵐九八郎)
河野美代子氏に聞く 60年代・70年代を検証する 被爆地広島に全共闘の旗が翻る
No.2882 ・ 2008年08月16日




 四〇年前に全国を席巻した全共闘運動は、被爆地広島でも燃え上がった。当時、広島大学全共闘で闘った河野美代子氏は、その後も一貫して、被爆二世の産婦人科医として社会の不条理に立ち向かっている。シリーズ〈六〇年代・七〇年代を検証する〉の今号では河野氏にお聞きした。先の、文芸批評家・思想家の柄谷行人氏(第二八六九号、五月一七日)、元日大全共闘議長の秋田明大氏(第二八七七号、七月一二日)に語っていただいた本シリーズは、各方面からご好評をいただいている。この試みが、六〇年安保闘争、六八~六九年全共闘運動、七〇年安保・沖縄闘争を振り返り、危機の現代を見定めていく手がかりとなるよう願っている。(インタビュー日・5月11日、広島市の河野氏のクリニックにて 編集部)

被爆二世の産婦人科医として

小嵐 河野さんをどうしてお訪ねしてきたのかと申しますと、河野さんは、広島大学の全共闘でやっておられた。『さらば悲しみの性』(一九八五年刊、高文研、新版は一九九九年刊、集英社文庫)などの著作を出されている。それらでは、平和教育イコール人権教育イコール性教育という考えをお出しになっている。ご著書でも被爆二世ということが書かれています。お父様が広島二中におられて生徒さんがいる時に原爆が落とされたということで...







【今すぐどなたでも読める書評・記事はこちら】
  • 新聞連載(※一部連載を除く)
  • サイト限定連載
  • 読者書評
  • 【現在、図書新聞を定期購読されている方】
    こちらのフォームから「ご契約者のお名前」「郵便番号、ご住所」「メールアドレス」「ID・パスワード新規取得」の旨をご連絡ください。
    【定期購読されていない方】
    定期購読契約が必要です。
    こちらから定期購読のお申し込みをしてください。






    
    リンクサイト
    サイト限定連載
    
    図書新聞出版
      最新刊
    『新宿センチメンタル・ジャーニー』
    『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
    『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
    書店別 週間ベストセラーズ
    ■東京■東京堂書店様調べ
    1位 マチズモを削り取れ
    (武田砂鉄)
    2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
    (山下賢二)
    3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
    (村上春樹)
    ■新潟■萬松堂様調べ
    1位 老いる意味
    (森村誠一)
    2位 老いの福袋
    (樋口恵子)
    3位 もうだまされない
    新型コロナの大誤解
    (西村秀一)

    取扱い書店企業概要プライバシーポリシー利用規約