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評者◆小倉利丸
サミットなんかやめてしまえ──「先進国」というあり方を問う
徹底批判G8サミット―その歴史と現在
ATTACフランス 編
No.2876 ・ 2008年07月05日




 主要国首脳会議(サミット)が七月七日から九日に洞爺湖で行われる。ATTACフランス編『徹底批判 G8サミット』に寄稿し、「G8サミットを問う連絡会」に参加している小倉利丸氏にサミットをめぐって話を伺った。(インタビュー日・五月二四日、東京・新宿にて/聞き手・小山晃〔本紙編集〕)

 サミットとは何か

 ――そもそもサミットにはどのような歴史があるのでしょうか。
小倉 サミットが最初に開催されたのは一九七五年、フランスのランブイエでした。第一回のランブイエ・サミット以降三十年以上に亘って続いているということになりますから、かなり古い歴史を持っているということになります。先進国間には様々な国際会議や首脳会談がありますが、サミットが三十年続いているということを踏まえて見たときに、こんなものはお飾りであるとか、首脳の間のサロンであるといった批判は全く的外れであるとは思いませんけれど、しかし単なる儀礼的な首脳たちの会談という域を超えてかなり具体的に現実の国際関係に影響を与えてきているのは確かな事実ですから、そう簡単に言い切ることはできないと考えています。そしてまた、国際関係に影響力を様々な形で持ち続けてきたが故にこそ先進国はサミットを廃止するというわけにいかず、今日まで続いているのだ...







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