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評者◆小山晃
「社会」のあり方を変化させるために──貧困問題は今、ここに存在している
反貧困──「すべり台社会」からの脱出
湯浅誠
No.2874 ・ 2008年06月21日
著者の湯浅氏は、一九九五年から野宿者支援をはじめ、現在は野宿者に限定せず、貧困状態にある人たちの生活相談を受けているNPO法人自立生活サポートセンター・もやいの事務局長などを務めている。新聞や雑誌、テレビなどにも登場し、その取り組みを知る方々も多いであろう。その経験を踏まえた上で現在の社会状況を捉え、改善するためにどのような考え、行動が必要であるかをまとめ、執筆されたのが本書である。
湯浅氏が述べるように「二〇〇八年三月時点において、少なくとも政府は、貧困問題を直視もしていなければ、公認もしていない」。しかし果たして現状は、貧困問題をないものとし、直視しないでいられるような状態であろうか。 様々なメディアを通して伝えられる社会状況、本書に描かれる様々な人々の具体的な生活を読むことだけでも、また自身の現状を省み、周辺を見回せば、すぐそこに、もしくは自身も、あるいは自分も何かをきっかけにあっという間に貧困状況に陥ることが容易に想像できる。たとえ現在の自分の状況が貧困とは思えないとしても、貧困と全く関係ない社会に自分が生きているとはとても言えないであろう(本書でも触れられるように最低生活費や最低賃金の議論は、多くの人が「知らない」だけであって、身近にある大きな問題である)。何... 【現在、図書新聞を定期購読されている方】 から「ご契約者のお名前」「郵便番号、ご住所」「メールアドレス」「ID・パスワード新規取得」の旨をご連絡ください。 【定期購読されていない方】 定期購読契約が必要です。 こちらから をしてください。 |
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