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評者◆対談 四方田犬彦×平沢剛
明かされる若松孝二の全貌
No.2857 ・ 2008年02月09日




「これを撮るまで死ねない」とまで言っていた、三時間に及ぶ大作『実録・連合赤軍』をついに完成させた若松孝二監督。映画は三月の公開になるが、それと対をなすかのように『若松孝二 反権力の肖像』(作品社)が刊行された。日本だけでなく、海外からも参加者が集い、白熱した議論が展開された若松監督についてのシンポジウムを基にして編まれた本書は、意外なことに本邦初の「若松論集」だという。同書の編者である四方田犬彦氏と平沢剛氏に、若松孝二がずっと喪わずに保ち続けているアクチュアリティについて、「若松プロ」という集団からでてきた表現の特異性について、世界(映画)史的な観点からの若松の再検証などの諸点をめぐり、対談していただいた。(インタビュー日‥ 12月27日、東京・新宿にて。[須藤巧・本紙編集])

若松孝二の現在性

平沢
 『若松孝二 反権力の肖像』は、明治学院大学で二年前に行われた若松孝二国際シンポジウムをまとめたものになります。現在、国内外で、若松孝二の再評価が、六〇年代の作品を中心に進んでいます。世界各地で特集上映が組まれ、旧作の劇場公開なども計画され、国内では紀伊國屋書店からDVDボックスが発売された時期でした。ただ一方で、海外では様々なシンポジウムやティーチインが行われながら、国内...







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