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評者◆高崎真規子 評
「ガラスの心臓」の少女たち
No.2856 ・ 2008年02月02日




 いまの一〇代、二〇代の女性たちは、どんな「空虚」を抱えているのか――。前著『少女たちはなぜHを急ぐのか』で現代の少女たちに迫った高崎真規子氏が、一九七〇年代から今日までの「性」の変遷をたどり、続篇ともいえる『少女たちの性はなぜ空虚になったか』を刊行した。本書を手がかりに、人間関係と時代の空気から読み解く女性の「性」時代論を、高崎氏にうかがった。(1月21日/東京・渋谷にて。聞き手・米田綱路〔本紙編集〕)
一九八〇年代からの振り返り
 ――去る一月二〇日に東京・阿佐ヶ谷で、本書の刊行を記念して、世代を超えて女性たちが本音で恋愛や結婚について語り合うトークイベントが行われました。会場の反応はいかがでしたか。
高崎 第一部はセックスについて、第二部は私たちを取り囲む空気について、というテーマで話しました。このセックスと空気というのは、完璧につながっている話なんです。出席者は二〇代後半から五〇代までと広く、セックスの話にしても全然違う。若手には、女性雑誌の「モテメイク」「モテファッション」ってどうよ、という話とか、いまの二〇代後半の女性が抱えている不安や焦り、セックスや仕事について、「本音トーク」で話してもらいました。
 若手たちの性の話を聞くと、悩みも疑問も二〇年前と同じなんです。不...







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