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評者◆対談 渡辺利雄×後藤和彦
生み出される文学史
No.2853 ・ 2008年01月12日




 渡辺利雄氏の大著『講義 アメリカ文学史[全3巻]』(研究社)が刊行された。各作家・主要作品への深く尖鋭な論考を含み、新たなアメリカ文学史の見直しを迫るものである。約20年に及ぶ東大での講義をもとに書きおろされた本書をめぐり、立教大学教授の後藤和彦氏と対談していただいた。(対談日‥ 12月13日、編集部)

■私なりに

後藤
 これは対談などというより、ぼくとしてはぜひ大仕事を終えられた先生へのインタビューというつもりで臨みたいと思いますので、こちらが質問をして、先生に答えていただくという形にさせていただきたいと思います。
 今回お書きになられた『講義 アメリカ文学史[全3巻]』では、「私なりに」ということばを何度か使われていますね。この「私なりに」というのは、どんな意味があるのか、ということからまずうかがいたいと思います。「我が国の先行する何種類かのアメリカ文学史と比べて、もし類書にない違った点が本文学史にあるとしたら、それは、共同執筆ではなく、良くも悪くも、単独で、一人の視点からアメリカ文学を眺めた文学史であるということだろう」と第I巻の「まえがき」に書かれています。「一人の視点から」というのが、「私なりに」ということばと響きあいますね。そしてこれも数か所で書かれています...







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