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評者◆山口昌男氏インタビュー
自由人 山口昌男、大いに語る
No.2851 ・ 2007年12月22日




 山口昌男氏の、「日本近代史の見えない部分」に光を当てた三部作『挫折の昭和史』『敗者の精神史』『内田魯庵山脈』のあとに出たシリーズには「自由人」(「知の自由人叢書」、国書刊行会)という言葉が使われている。五冊刊行された『山口昌男著作集』(筑摩書房)は、1から5までそれぞれ「知」「始原」「道化」「アフリカ」「周縁」のタームで、氏のこれまでの仕事が分けられている。著作集5の解説で今福龍太氏は、周縁と危機、自由の問題を、プラハ生れの思想家にしてノマディスト、ヴィレム・フルッサーを挙げて考察し、山口氏の『文化と両義性』を「『自由への脱出』の意志が書き込まれた書物」だと捉える。
 現代において果敢に“自由”を実践し続ける山口氏の「いま」と「これから」について、うかがった。お話は、自ずと“自由”の内実を映し出してゆく……。(インタビュー日‥ 11月15日、井出彰・佐藤美奈子[本紙編集])


 ブレーズ・サンドラールの現在性
 ――先生のお仕事のさらなるキーワードとして浮上してくる言葉に「自由」があるように思います。今年五月の今福龍太氏との対話(“gallery maki\"でのイベント「身体としての書物」)では、書物を媒介に現在の政治とジャーナリズムの基礎の一つを作っていった人物としてフジ・サンケイグループの...







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