その他
|
ジャーナリストの視点
|
書籍・作品名 : 点頭録
著者・制作者名 : 夏目漱石
|
いなり寿司
59才
男性
|

|
夏目漱石「点頭録」を読んだ。刺激的な小論だった。第一次世界大戦時の英独仏を日本(漱石がいる地点)から見た見解の一つである。英仏に影響を及ぼしたドイツの軍国主義にも目的があるはずだ、という意見と、国家主義の思想家トライチケの主張の併論。それらの経緯を辿っても、日本にいて当事国の事はよくわからない、という。反戦、という色調でもなく当時のドイツ(軍国主義)について論じている。
もし軍国主義が領土拡張のために大ドイツ帝国樹立を画策して、戦争という腕力によって成功したとしても、その暁には軍国主義は無用なものとなり、統一を成し遂げた次にするべきことは内政の安定・充実であるという見解は、とても良心的であるように感じた。
新聞記者時代の漱石の書いた文章(記事)。
|
|
|






|
図書新聞出版 最新刊 |
|
『新宿センチメンタル・ジャーニー』 |
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』 |
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
|
|
書店別 週間ベストセラーズ
|
■東京■東京堂書店様調べ |
|
1位 |
マチズモを削り取れ
(武田砂鉄) |
2位 |
喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二) |
3位 |
古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹) |
|
 |
■新潟■萬松堂様調べ |
|
1位 |
老いる意味
(森村誠一)
|
2位 |
老いの福袋
(樋口恵子)
|
3位 |
もうだまされない 新型コロナの大誤解
(西村秀一)
|
|
 |
|