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同人誌時評
草原克芳のやりきれない人生の厳しさと悲哀を綴る小説(「カプリチオ」)――花島真樹子の戦中・戦後を舞台に理不尽な差別で家族や多くのものを失った旧友の姿を描く小説(「遠近」) 志村有弘
本邦最後の“知識人”大江健三郎を特集(「群系」)――家光はなぜ高取藩を立藩したか(「異土」)、戦後と併走700号(「北斗」) 越田秀男
逆井三三の足利義昭を描く、圧巻の歴史小説(「遠近」)――崔龍源(川久保龍源)の涙を誘う遺稿(「コールサック」) 志村有弘
内なる差別意識、子供の中の戦争(「季刊遠近」)――境界に立つ多和田葉子(「北方文学」)/苦い大スクープ(「民主文学」) 越田秀男
木山葉子の構想豊かな小説(「木木」)――世界滅亡の危機を感じる貝塚津音魚の詩(「那須の緒」) 志村有弘
幽霊ビルの夜会がバブル崩壊後の日本の停滞を映す(「カプリチオ」)――リラダンの戯曲『アクセル』はゴシック小説仕立てのモノローグ劇(「群系」) 越田秀男
福田純二の藤原定家の子孫を描く歴史小説(「mon」)――戦慄・恐怖を感じる草原克芳の現代小説(「カプリチオ」) 志村有弘
ドストエフスキー『未成年』の“偶然の家庭”は日本の今を映す(「静岡近代文学」)――ポル・ポト派の生々しい爪痕(「文芸たまゆら」)/長崎にあった怨念の歴史(「ら・めえる」) 越田秀男
中田重顕の北山一揆を描いた作品(「文宴」)、笠置英昭の秋月党の乱を記す作品(「宇佐文学」)など、歴史小説に力作・労作。――祖父江次郎の人の世の別れと寂寥を綴る秀作(「季刊作家」) 志村有弘
関屋邦広が従軍戦闘下で執筆した作品に込めたもの(「龍舌蘭」)――アイヌ詩文、新たな潮流(「海峡派」)/金城哲夫を追慕し沖縄へ(「青磁」) 越田秀男
佳作揃いの「思い草」創刊号――同人雑誌の出発とその歴史を綴る高橋直之の秀作「文学老人たちの狂宴」(「残党」終刊号)。 志村有弘
物語は進行せず円環し続ける、ブルーノ・シュルツ(「北方文学」)――若松丈太郎を特集(「コールサック」)/アルフレート・クビーン『裏面』(「群系」) 越田秀男
難波田節子の人の優しさと縁を語る秀作(「遠近」)――逆井三三の足利義政の人生哲学を綴る力作(「遠近」)。森下征二の鋭い着想、豊かな構想を示す忠臣蔵異聞(「文芸復興」) 志村有弘
カフカ『城』はグローバル・デジタル・ファシズムを予見(「カプリチオ」)――アルル人の死者祈念儀礼(「てくる」)/バチュラー八重子歌集(「現代短歌」) 越田秀男
根場至の島崎藤村の詩を踏まえた秀作(「私人」)――秋吉好の松永久秀の戦いと心裡を綴る歴史小説の力作(「異土」) 志村有弘
島尾敏雄、晩年の自己探求の核にあるもの(「群系」)――近代的自我は本来の自己を忘れ隠蔽した仮構物(「北方文学」) 越田秀男
ありし日の毅然とした母の姿と己の呵責を綴る水白京の秀作(「文芸復興」)――寺社奉行与力の友情を描く周防凛太郎の歴史時代小説(「ガランス」) 志村有弘
福島浜通りの震災・原発文学フォーラム(「コールサック」)――失明してみえてくるもの(「北斗」)、母が母でなくなっていく(「季刊遠近」) 越田秀男
戦国期を舞台とする力作、豊岡靖子の「細川ガラシャ」(「あべの文学」)と小泊有希の「錯乱」(「九州文學」)――鋭い自己凝視と虚無の淵をさまよう石川幸雄の短歌(「晴詠」) 志村有弘
漱石『明暗』はヘンリー・ジェイムス『金色の盃』の方法と共通(「北方文学」)――カミュは西欧倫理の再構築を試みポスト・ニヒリズム時代も予見した(「群系」) 越田秀男








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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