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思考の隅景
戦時期の埃及幻想をめぐって――小早川秋聲《國之楯》と折口信夫『死者の書』と 稲賀繁美
「資本主義一神教」の無限軌道を、「外部」から解体する「永続革命」はいかに可能か?――白井聡著『未完のレーニン――〈力〉の思想を読む』(講談社学術文庫)再読 稲賀繁美
「日光東照宮と桂離宮」再考――審美的対比の背後に潜む血脈の確執 稲賀繁美
寓意としての疫病・永劫の苦しみから芽生える、孤独なる魂の連帯――やぶにらみ比較文学・妄想系連鎖反応のたわむれ―アルベール・カミュ再読 稲賀繁美
動物愛護から動物福祉さらに動物権利の彼岸へ?――人間と動物の関係を問い直すことから、いかに「人間解放」は可能となるのか? 稲賀繁美
「本国と植民地、前近代と近代、東洋と西洋との交錯」の狭間に探測を下ろす偉業――二村淳子著『ベトナム近代美術史――フランス支配下の半世紀』(本体五〇〇〇円・原書房)を読む 稲賀繁美
「前途遥かなり 筆ふたつ」から「帰り来て 聞かせよ旅の歌を」まで――趙怡著『二人旅 上海からパリへ――金子光晴・森三千代の海外体験と異郷文学』(本体五八〇〇円・関西学院大学出版会)を読む 稲賀繁美
「わけのぼる麓の道は多けれど同じ高嶺の月をみるかな」――神智学の東漸と日本近代仏教の変貌とが織りなす、壮大なる霊的交流の渦巻――吉永進一著『神智学と仏教』(法藏館)を読む 稲賀繁美
「書物史」から「情報史」への変貌過渡期を吟味する――日仏図書館情報学会編『書物史研究の日仏交流』(樹村房)に寄せて 稲賀繁美
《黒い太陽》:北米の文化土壌の葛藤が育んだ「移民混血児」の「環境藝術」――松木裕美著『イサム・ノグチの空間芸術――危機の時代のデザイン』(淡交社)から 稲賀繁美
「二而不二(ニニフニ)」と「豪猪(ヤマアラシ)のジレンマ」
土宜法龍(どき・ほうりゅう)という産婆が孵化させた熊楠曼荼羅の舞台裏――小田龍哉著『ニニフニ――南方熊楠と土宜法龍の複数論理思考』(左右社)を読む
稲賀繁美
「徳川の平和」「夜明け前」の『蘭学事始』から文明開化の『米欧回覧実記』へ――芳賀徹著『文明の庫』第一巻「静止から運動へ」、第二巻「夷狄の国へ」へのいざない 稲賀繁美
収斂と発散、反転する「両界曼荼羅」
「阿頼耶識」「如来蔵」から発芽する霊性――安藤礼二著『熊楠――生命と霊性』(河出書房新社)を読む
稲賀繁美
「三教思想」の可能性――「儒釈道」から「神儒佛」へ、さらに近代の宗教対話へ 稲賀繁美
愚行の撲滅を目指すことに勝る愚行はない――零落の哄笑か哄笑の零落(下)――四方田犬彦著『愚行の賦』(講談社)へのマルジナリア 稲賀繁美
愚行の撲滅を目指すことに勝る愚行はない――零落の哄笑か哄笑の零落か(上)――四方田犬彦著『愚行の賦』(講談社)へのマルジナリア 稲賀繁美
追悼 金子務――自然科学と隣接領域の最先端を、知の未踏査圏に繋ぐ名人 稲賀繁美
「絵巻物がマンガの起源」という「謬見」は、いかにして発生したのか?――映画アニメの隆盛が遡及的に再発見?した絵巻物の説話的文法:ひとつの挿話 稲賀繁美
個の喪失と文学的磁場の生成――テクスト遺産の顕現と変容を欧米の眼差しから吟味する 稲賀繁美
「永遠の今」において遭遇する「我と汝」――西田幾多郎と九鬼周造の「偶発」的読み直しにむけて 稲賀繁美








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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